アガサ・クリスティは「ミステリーの女王」と称され、質の高いなミステリー作品を多数生み出してきました。
今回ご紹介するのは、人気作品の1つである「オリエント急行の殺人」です。
2017年に映画化もされている作品ですし、アガサ・クリスティーの小説を初めて読むという方にピッタリかと思います。
この記事では、読んだ感想やおすすめしたい人についても書いていますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
アガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」を読んだ感想について
まずは、アガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」を読んだ感想をご紹介したいと思います。
ヨーロッパ大陸をはしる豪華旅客列車を舞台にしたミステリー小説で、昔のヨーロッパの優雅な旅の様子と、車内で殺人事件がおこる、というショッキングな設定で、最後まで一気に読んでしまいました。
現代もののミステリー小説と違って、時代がかった小物がたくさん登場するところも面白かったです。葉巻とか、イニシャルをいれたハンカチなんて、今のミステリー小説で出てくることはないですから、雰囲気が盛り上がってきます。
また、たしか第一次大戦前後のお話だと思いますが、豪華列車の乗客たちが見ず知らずの人と旅の話に盛り上がったり、家族の内輪話に興じるというのも新鮮でした。
今であれば、もし仮に舞台を豪華客船としても、これほど親しげな人間関係になるとは思えず、殺人事件などが起きても、このミステリー小説とはまた違った展開になるのだろうな、と想像しました。
あるいは、これほど資産がある乗客ばかりなら、現代ならプライベートジェットかクルーズ船になるのでしょう。
謎解きについてはネタバレになってしまいますので書きませんが、このお話のような犯人像というのは他に似たような小説を見たことがなく、きっとミステリー小説の謎解きの王道のような例になっていると思いました。
アガサ・クリスティのプロフィールや経歴について
ここでは、アガサ・クリスティのプロフィールや経歴についてご紹介します。
【プロフィール】
- 名前:アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ(※本名の旧姓はミラー)
- 生年月日: 1890年9月15日(※1976年1月12日没)
- 出身:イギリス南西部のデボンシャー
- 身長:不明
- 血液型:不明
- 配偶者:アーチボルド・クリスティ(1914年~1928年)、マックス・マローワン(1930年~1976年)
【経歴や人物に関するエピソードなど】
年の離れたきょうだいがおり、その兄や姉はパブリックスクールに入学したりして教育を受けたようですが、アガサ・クリスティ本人は正規の教育を受けた形跡はありませんでした。
母親から文字を教わるなど、家庭内での教育に限られていたにもかかわらず、彼女は独学のように小説を執筆していました。
また、第一次大戦中は薬剤師の助手として働き、その時に薬や特に毒薬に関する知識を得たようです。
自らの職能を磨きながら独立して働きつつ、小説を書き続けていましたが、そのような中で執筆された大胆なトリックを用いた作品が注目を集めました。
アガサ・クリスティの主な代表作品について
ここでは、アガサ・クリスティの主な代表作品についてもご紹介したいと思います。
- 鳩のなかの猫
- 象は忘れない
- 複数の時計
これらの代表作品の中での私個人のおすすめは、「鳩のなかの猫」です。
「鳩のなかの猫」は、女学校を舞台にしていて、子供たちの視点も入るからか、瑞々しくドキドキワクワクハラハラさせらる作品で、アガサ・クリスティーの教育観も垣間見れるかと思います。
ぜひ、チェックしてみて下さいね♪
アガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」はこんな人におすすめ!
最後に、アガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」をおすすめしたい人をご紹介します。
この小説は、テレビドラマ化や映画化などされていて、知らない人はあまりいないと思いますが、私は小学校高学年から、中学生、高校生にも読んでほしいと思います。
ミステリー小説としてのトリック、アリバイの作りかたなど、今でも意表をつくものがが少なくないからです。
また、登場する人物たちはみんな個性的で、忘れられないような人が多く、現代小説にくらべて人間関係が密に描かれている気がします。そういったドラマチックなミステリー小説というのも読んでみてほしいと思います。
そして、昔に書かれた本なので、殺人や事件が起きてもどこかのどかというか、現代のもののように残忍、残酷なものが少ないというのも、子どもに勧められるところかと思います。
まとめ
今回は、アガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」について、読んだ感想やおすすめしたい人についてご紹介しました。
アガサ・クリスティは「ミステリーの女王」と称され、質の高いミステリー作品を多数生み出してきました。
「オリエント急行の殺人」も人気作品の1つですし、おすすめです!
今回の記事をぜひ参考にして頂き、読むきっかけになって頂けると幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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